世間一般に疎まれるPTA、身の周りでも『PTAやってみたい!』、『やってみてよかった!』なんて話は聞いたことがありません。
そんな悪評だけは高いPTA。
でも具体的には一体何をやっているのかはさっぱりわかりません。
娘が小学2年生になった今年、ついにそのPTAの仕事が回ってきてしまいました。
基本的には小学校もPTAも、一人っ子親や長子保護者に対して説明不足で不親切な部分があるので分からないことだらけ。
実際にPTAの役員になったらどんなことをしているのか、ある小学校での一例として記録しておきます。
委員の選出
新学期が始まって早々に、PTAの委員に立候補するかどうかのアンケートが来ました。
子ども1人につき必ず1回は委員をやってもらうからな。
そんな高圧的な文言が盛り込まれたアンケートです。他の小学校に行ったお友達のママからも同様のことが書かれていたと聞きました。
そもそもPTAは加入が任意の組織じゃなかったっけ?
先輩ママたちが言うには、『低学年のうちにとっとと終わらせておく』がセオリーになっている場合も多いようです。
私は〝立候補しない〟にマルをつけて回答。
立候補者がいない場合は、くじ引きで決められます。
委員選出のお知らせが届く
4月21日、娘が呪いの封筒を持って帰ってきました。

中には、3枚のプリントが入っていました。
- 委員就任のお願い
お願いと言いつつ強制。
未就学児がいるなど、特別な事情がある場合は断ることができるそうです。 - 第1回委員会と運営委員会の案内
委員の中でも役員(副会長候補、部長、副部長)を選手する会。集まった人でくじ引きをするそうですが、私は欠席しました。
もちろん欠席の場合も選出の対象になります。 - グループLINE招待のQRコードが印刷された紙(委員の人、委員に欠員が出た時の補欠要員に選ばれた人が登録する)
ガラケーの人、LINEを使っていない人もいるはずですが…。
第1回PTA委員会
4月26日、運命の役員決め。
委員になるだけならまだしも、役員に選ばれてしまうと厄介という話は聞いていました。
委員に選ばれた人が学校に集まり、欠席の人は代わりに担任の先生がくじ引きをします。
欠席していた私には広報部副会長と名乗る人から電話があり、部長に選出されたと報告を受けました。
後に知ったのですが、役員が当たる確率は、広報委員に選出された10人中3人でした。
第1回運営委員会
PTA委員会の終了後、くじ引きで役員になった人のみがそのまま居残り運営委員会がスタート。
どうやら役員同士の顔合わせや前年の役員さんとの引き継ぎ的なことが行われたようです。
この時点で、部長に選ばれた私が一体何をするのか、しなければならないのか全く分かりませんでした。
委員会翌日
広報部のおもな活動は、PTA新聞をつくること。
部長の役割について。
副会長からの伝達事項や依頼を委員さんに伝えること。
必要に応じて部会開くこと。
雇われ店長というか、中間管理職というかそんなポジションのようです。
委員会の翌日には、副会長さんから続々長文のLINEが送られてきました。
本日のミッションはこちら。
- グループラインを3つに分割せよ。
総勢20人ほどの広報部員に、役員グループと委員グループと補欠グループにそれぞれ入ってもらうように誘導しました。 - 第1回部会を5月初旬に開催するので、日程調整せよ。
委員の人約10人の都合の良い日を一人一人確認して決めました。
お仕事をしている人、小さいお子さんがいる人、いろんなご家庭があるので、多少難航。 - 昨年度の部長さんにLINEで挨拶せよ。
- 名簿を作成せよ。
委員さん、役員さん全員の名前と子供の学年クラスを取りまとめます。
締切は3日後。
名簿ができたら、誤字がないか全員に確認を取ります。
執行部の人が各部から名簿を集めてPTA全体の作る流れだそう。
とにかくLINEでいろんな人から連絡が来ては延々と返信を繰り返すといった感じです。
頻繁にLINEの新着通知音が鳴ることがストレスになってきたので、この日のうちに通知設定をOFFにしました。
これらのミッションが片付いたところで4月はおしまいです。
4月は私とPTAのファーストコンタクトでしたが、あまり良い印象はありませんでした…。
悪評通りというか、ひどくストレスを感じました。
さて、このPTA活動、この先どうなっていくのでしょうか。